名古屋城をイメージして作られた愛知県庁本庁舎は、隣接する名古屋市役所本庁舎とともに国の重要文化財に指定されています。
国の重要文化財として現役で使用されている庁舎としては全国で初のケースです。
愛知県庁の所在地と庁舎の歴史
愛知県庁の基本情報
住所:〒460-8501 名古屋市中区三の丸三丁目1番2号
電話: 052-961-2111(代表)
業務時間:午前8時45分から午後5時30分
(土曜・日曜日・祝日・12月29日から1月3日を除く)
庁舎の歴史
1872年(明治5年)11月27日、名古屋城内に政事堂が設置され、愛知県庁として執務を開始しました。
1874年(明治7年)11月10日、古渡町の東本願寺別院に移転
1877年(明治10年)6月19日、南久屋町に移転
1900年(明治33年)3月31日、南武平町に移転
1935年(昭和10年)10月、現在の本庁舎の建設が着工
1938年(昭和13年)3月22日に完成
1964年(昭和39年)6月30日、西庁舎が完成
愛知県庁本庁舎は、名古屋市中区三の丸三丁目1番2号にあり、昭和天皇即位の礼を記念する事業の一環として建設されました。西洋的な様式と城郭天守の意匠を融合させた「帝冠様式」の代表的な建築で、2014年(平成26年)12月10日に国の重要文化財に指定されています。
・平成元年(1989)11月1日に名古屋市都市景観重要建築物に指定。
・平成10年(1998)7月23日に文化財保護法による国の文化財建造物に登録。
・平成26年(2014)12月10日に国の重要文化財に指定。
より詳しい愛知県庁舎の歴史は愛知県公式ページを見てください。
愛知県庁へのアクセス
愛知県庁へのアクセス方法
最寄りの公共交通機関
・地下鉄名城線「名古屋城」駅から徒歩1分
※名古屋城駅からは地下連絡通路で繋がっていますので、地上に出ることなく県庁内に入ることができます。
・名鉄瀬戸線「東大手」駅から徒歩5分
・基幹バス「市役所」停留所から徒歩3分
・とよやまタウンバス「県庁前」停留所から徒歩1分
お車でのご利用
名古屋駅から3㎞(約10分)
駐車場の利用情報
駐車場を利用される方へ(無料)
愛知県庁舎及び西庁舎周辺に無料駐車場があります。
愛知県庁本庁舎屋根改修工事のため、規制範囲を拡大することに伴い、本庁舎の平面駐車場への駐車ができなくなります。また、構内南側において、車両の西側からの出入り、通り抜けができなくなりますので、来庁の際には公共交通機関を御利用いただきますようお願いいたします。
詳しくは愛知県公式HPを御覧ください。
愛知県庁の施設案内
愛知県庁本庁舎の特徴
昭和13年(1938年)3月完成。
鉄骨鉄筋コンクリート造、地上6階地下1階塔屋付き。建築面積4,666平方メートル、延べ面積28,314平方メートル、高さ39.79メートル。
昭和天皇の即位の礼の記念事業の一環として、中区新栄から移転されました。
場所が名古屋城の外堀内で、名古屋城と、隣に建ち先に完成していた名古屋市役所本庁舎と調和させた設計になりました。
名古屋市役所本庁舎と比べるとよりお城っぽいですね。
平成26年には名古屋市役所本庁舎とともに国の重要文化財に指定。本県庁舎については、5つある重要文化財(建造物)指定基準のうち、「意匠的に優秀なもの」と「歴史的価値の高いもの」の2つに該当するとされました。
国指定重要文化財「愛知県庁舎」の見どころ
◇ 正庁 (6階西)※見学をご希望の場合は「県庁見学」をご利用ください。
(上:現在、下:昭和13年当時)
儀式や式典などの公式行事や重要な会議で使う部屋です。
◇ 貴賓室 (5階西)※内部の見学はできません。
(上:現在、下:昭和13年当時)
海外からのお客様などをおもてなしするための格調高い部屋です。
天井の中心飾り、大理石の照明ブラケットや暖炉などは建設当時からあるものです。
◇ 知事室 (3階南) ※見学をご希望の場合は「県庁見学」をご利用ください。
(上:現在、下:昭和13年当時)
知事が執務する部屋です。
知事室の位置は創建当初からずっと変わっていません。
◇ 講堂(旧議場) (2階中央) ※見学をご希望の場合は「県庁見学」をご利用ください。
(上:現在、下:昭和13年当時)
◇ 正面玄関内部 (1階西) ※ご自由にご覧ください。
(上:現在、下:昭和13年当時)
これ以外にも、建設当時のものが各所に残っていて見学することもできます。
愛知県庁の見学について
すべての場所が自由に見学できるわけではありませんが、職員が案内をしてくれる「県庁見学」を実施してくれます。
希望する方は、財産管理課まで電話で予約してください。
電話:052-954-6057 財産管理課
詳しい案内はこちらです。→→→「県庁見学」のご案内
愛知県の公式ホームページの案内
参考資料